過去5年間にわたり年30%以上の成長を続ける、米国、欧州、インドの28社を調査したところ、市場創造やニーズ対応、競争ルールの変更といった3つの主要な戦略のほかに、思いもよらない第4のドライバーがあった。それが「パーパス」である。パーパスを事業活動に組み込むことは長らく奨励されてきたが、高成長企業はそれをお題目ではなく戦略の中心に据え、確実に実行に移していた。パーパスは戦略においてどのような役割を担うのか、設定の際のアプローチ、実行方法、ソフト面への影響まで、具体的なアドバイスを提示する。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2020年3月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。