あらすじ創業者や事業マネジャーは、新しい事業に存在意義や魂を込める。事業開始当初の利害関係者は、その魂を共有していることが多い。しかし、事業の拡大に伴い、当初共有されていた存在意義や魂は、次第に失われ、なくなって初めてその重要性に気づく。ナイキ、ブラックロック、スターバックスなどで事業が大きく花開いた背景には、創業者による魂を守るための周到な努力がある。事業を成功させ、企業を偉大にするためには、強力な魂が求められる。そうした魂の維持と発展は、3つの要素に分解して考えることができる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2020年1月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。