あらすじ報道の現場に復帰した磯村尚徳は、水を得た魚のように再び世界を翔けめぐる。キッシンジャー、ジスカール=デスタンなど各国要人との会見、戦争の傷痕癒えぬサイゴン、思い出の地パリ……。著者は、激動の時代に生きる人々への共感や進むべき道への模索を、大上段にふりかぶらず、日常生活のレベルで語る。NHK人気ニュース番組「ニュースセンター9」の元キャスターのエッセイ。