あらすじ米国の景気は2009年6月から拡大期に入り、長期にわたってきたが、米中の貿易摩擦や世界経済の成長率低下など、今後の動向には懸念される点が多い。本書は、米国における景気後退期の企業について、さまざまな調査研究を分析したものである。これによれば、不況期には倒産したり、買収されたりする企業も数多いのだが、それでも1割ほどは、不況後に成長し、競合に比べて10%以上も売上げと利益を伸ばしていた。この明暗を分けたものは何か。景気後退期の企業がなすべき備えと、その時に取るべき行動を論じている。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2019年10月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。