北の森でであった、くろりすくんとしまりすくん。
小さな2ひきがやさしくおりなす、すてきなメッセージをうけとってください。
木の上でくらすくろりすくんと、地面の穴でくらすしまりすくんは、同じりすですが、ちがうところがたくさんあります。
おたがいのすみかへ、あそびにいったり、いっしょに森を探検することで、
あたりまえだと思っていた毎日が、ふと変わっていきます。
冬眠はしないくろりすくんと、冬眠をするしまりすくん。それぞれのちがいをすっと受け入れていくようす、こころがつながっていくしゅんかんが、あたたかみのある絵と文章で、ゆたかにえがかれています。
(わかちがき、すべてのページに挿絵入り)
くろりすくんは しまりすくんと えだをとぶときは かんたんなところを えらんで ゆっくりとぶようにしました。
それでは かぜになったきもちには なれません。
だけど しまりすくんに あわせてとんでいくと いままでとはちがったもりが みえてくるのでした。
2ひきの冬はどうなるのでしょうか……?
それは しまりすくんが いつもみている もりなのかもしれません。
ふたりいっしょにいるだけで よくしっているはずの もりが もっとひろく もっとふかくなっていくのでした。
(本文より)
小学校初級から
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