時間にゆとりがあると感じる人の割合は今日、過去最低水準にある。原因は長時間労働にあると思われるかもしれないが、実際には自由裁量時間は増えている。では、なぜ時間がないという感覚が強いのだろうか。調査によれば、お金が幸福をもたらすと考え、稼ぐために時間を使うという罠に、多くの人がはまっているためである。そこから脱するには、お金ではなく時間を大切にする考え方に転じることである。本書では、今日からでも取り入れられる、そのためのいくつかの手法を紹介していこう。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2019年9月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。