累計40万部の「死後の手続き」シリーズの2020年改訂新版。2020年4月からスタートする「配偶者居住権」制度は、夫に先立たれた妻が遺産分割で自宅に住めなくなるのを回避するためにできたもの。ただし、夫婦の年齢差や子どもとの関係によって、使ったほうがいいケースと使わないほうがいいケースがある。さらに2020年7月から始まる「自筆証書遺言の保管制度」は、人生最後のメッセージである遺言書の作り方も変える。
新制度に対応するポイントはもちろん、死後の何日目までに、どこに、どんな書類を出せばいいのかなど、基本情報も見やすい図版・表入りで解説。この一冊で、あなたや老親の「死後の手続き」は断然スムーズになる。
主な内容
第1章 新制度に備えつつ、基本を押さえる
・2020年から「死に方」のルールが変わりました
4月からの配偶者居住権で「夫から妻への相続」はこんなに変わった
遺言書は今年7月以降に作るのが正しい
・身近な人が逝ってしまったときの手続きと順番
・死んだら必要な書類36
・最期の「手続き」に必要な書類の集め方、書き方
第2章 役所や銀行では教えてくれない実践編
・最大の壁 まず名義変更をしなさい
・死後の「土地・建物」手続き
・死後の手続き「裏メニュー」
・税金が1000万円単位で変わる「死後節税」の得する手続き
第3章 死ぬ前に準備しておくこと
・あなたの人生、親の人生 終わる前に確認しておくべき52項目
・資産の名義はこう変えておけばいい
・親戚に財産を奪われないための「死後の手続き」と「事前の準備」
・相続法改正 遺産を横取りされないための遺言書の「書き方」「書かせ方」
・死の準備とその心構え
巻末付録 「最期の手続き」ノート