あらすじスイスコムは、長年イノベーションでの実績を誇ってきたが、昨今は停滞状態が続いていた。経営陣は新たな長期戦略が必要との認識では一致していたが、その最善策では意見が分かれていた。効率化で利益を高めたほうがいいのか、それとも新しい市場にチャレンジしたほうがいいのか。本書では、経営陣が新たな戦略遂行に向けて足並みを揃えるために取ったアプローチを紹介する。それは経営陣に自社について共通の理解の土台を築き、不整合の部分を明らかにし、さらには体を動かして経営陣の合意を形成するというものだ。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2019年7月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。