あらすじ金融スキャンダルは、その病巣を取り除くことなく幕となった。バブル経済の崩壊で、行政・大企業・金融が一体となった「もたれあい構造」が露呈した。大蔵省との癒着関係など、馴れ合い資本主義を脱却しない限り、金融市場の健全化はやってこない。信用破綻を招いた現在、すさまじい生き残り競争が始まった。警告の書! ……病根が残された金融スキャンダルの幕切れで、もはや通用しなくなった日本的ル-ル。大蔵省を解体しなければ金融界の一人立ちはできない!