【書籍説明】
新選組局長近藤勇の養子周平は、剣術が下手である。
養父の勇は、筆頭師範の沖田総司に周平の特別指南を頼んだ。
周平は、総司の荒稽古に閉口した。
池田屋騒動の戦闘で周平が全く役立たずだったという評判が立ち、近藤は無役だった周平を監察方に配属し、一平隊士として扱うようになった。
なんとか名誉を回復したい周平は「妖刀村正」の噂を思い出し、何としても手に入れたいと願った。
隊士の岡村隼人の周旋で、周平は村正を購入できた。
周平の悪口を言う新選組隊士の奇怪な死が続いた。
どうやら村正の魔力に操られ、周平は眠ったまま憎い相手を斬り殺したらしい。
周平は怯えた。
だが、周平は村正のおかげで、「無想剣」を遣えるようになった。
周平は手柄を立て、養父の近藤を喜ばせた。
名誉を回復し、自信を持てるようになった。
歳三は周平の無想剣と隊士の奇怪な死の関係を疑い、謎の解明に乗り出す。
妖刀村正には本当に魔力があるのか?
歳三は謎を解き明かすことができるのか?
… 以上まえがきより抜粋