あらすじ2019年のノーベル化学賞が、旭化成の吉野彰氏(名誉フェロー)ら3人に授与されることに決まった。過去数年間、下馬評では「ノーベル賞に最も近い男」と言われてきた吉野氏は、今日では大半の人が使うようになったパソコンやスマートフォン、電気自動車(EV)などの内部に組み込まれる「リチウムイオン2次電池」の発明者の1人である。今回の受賞に際し、18年10月31日にダイヤモンド・オンラインにて公開した単独インタビューに、新たにコンセプトカーの写真を加えて電子書籍用に再編集したものをお届けする。