18歳のシャーロットは、セクシーなリカルドと恋に落ちた。
すべてを捧げ、二人の甘い将来を夢見てすらいた。
リカルドの実家を訪ね、彼がイタリア屈指の名家の御曹子であり、
一夏の情事を楽しんでいただけと知るまでは。
しかも彼の母親には品位に欠ける女と蔑まれ、追いだされたのだ。
破局ののちに妊娠が発覚して、子供をひそかに出産し、8年。
いまは不動産会社に働く彼女は大富豪の客のもとへ向かっていた。
「これは驚いた」そこにいたのは紛れもない、リカルドだった。
平然とした彼の声に、シャーロットの胸はねじれるように痛んだ。
*本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。