両親の死後、ずっと自分のことを後回しにしてきたカトリーナに、
あるとき、美人で甘やかされた妹が泣きついてきた。
地元の名士で幼なじみのルシアスにふられたという。
カトリーナは妹のために彼の仕打ちを非難するが、
何かと助けてくれる友人と仲違いするのは本意ではなかった。
密かに落ち込むカトリーナに、何を思ったか妹は、
今度はルシアスを姉に奪われたと吹聴し始めたのだ。
うろたえる彼女に、さらなるルシアスの言動が拍車をかける。
噂を本当にするために、これからきみと交際しよう、と……。
*本書は、ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊から既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。