幼くして両親を失った天涯孤独のナタリーにとって、
隣人で、大牧場の所有者、キレイン家の人々は家族も同然だ。
なかでもマックは、ある日を境にかけがえのない存在になった。
友人を亡くし、涙にくれる17歳のナタリーの肩を抱き、
甘い口づけでなぐさめてくれたあの夜から……。
愚かにも彼に純潔を捧げる日を心待ちにしていたのに。
あるとき、マックの妹の恋人を奪ったと誤解され、
それを信じた彼の、冷たい言葉にナタリーの心は砕け散った。
「二度とこの家に来るな」――彼女は誰にも告げず故郷を去った
*本書は、ハーレクイン・ディザイアから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。