企業はこれまで、数多くの新規技術を取り入れてきたが、人工知能(AI)に対する期待はことのほか大きく、一部の企業はそれに惑わされてしまっている。実際、AIを活用する壮大なプロジェクトの多くは成功率が低く、うまく活用できている事例はビジネスプロセスの改善など、ハードルの低いプロジェクトのことが多い。本書では、AIが実際にビジネスで活用されている業務を整理し、今後数年間、ビジネス目標の達成に向けてAIを活用しようと考える企業のために、その着手方法の指針となるフレームワークを提示する。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2018年12月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。