あらすじアルハンブラ――それは、スペイン・グラナダの丘に黙然とそびえる、ムーア人の赤い城。8世紀初頭から800年にわたって君臨した、イスラム教徒の栄光と悲嘆の歴史を秘めて、今なおムーアの古王の復活を静かに待っている……。イスラム建築の粋を集めたアルハンブラ宮殿の繊細華麗な美しさに魂を奪われた著者が、その存在を世に知らせんと綴った、アルハンブラの歴史・伝説・ロマンスの珠玉の世界。