先鋭化するサイバー攻撃に対して、今日、一部の専門家の間で注目を集めている防衛策がある。受動的な監視だけに甘んじず、自社ネットワークへの頻繁な攻撃に対して能動的な手段を取る「アクティブ防衛」である。ただし、「ハックバック」(攻撃者への反撃)との混同があり、普及が進んでいない。本書では、この分野きっての専門家2人に協力を求め、アクティブ防衛の信頼できる定義を示すとともに、その導入方法の基本をわかりやすく説明してもらった。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2018年11月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。