みなさんは、将棋について、どのようなイメージを持っていますか?「なんだか難しそうで、とっつきにくそう」 そんな声が聞こえてきそうですね。 将棋は、ふたりで遊ぶボードゲームです。 将棋盤の上で、駒をたたかわせ、先に相手の王様をつかまえたほうが勝ちです。「考える力」を育むことができるといわれています。 ルールがわかると、とってもおもしろいゲームなのですが、難しいイメージがあるためか、ふれることがないまま、「食わずぎらい」になってしまう子が多いようです。 とくに女の子は、男の子に比べて、始めるきっかけが、つかみにくいかもしれません。 そこで小学生の女の子に向けて、将棋の魅力を伝えたいと思い、この本を作りました。 ごくごくふつうの女の子が、プロ棋士を目指す転校生との出会いによって、将棋に夢中になっていくストーリー編と、将棋のルールをわかりやすくお伝えするレッスン編に分かれており、どちらからでも、また、どちらかだけでも、楽しむことができます。 将棋のルールがまったくわからない子でも、ストーリー編の主人公・永長陽菜といっしょに成長でき、この本を読みおえるころには、対局ができるようになっているはずです。 老若男女だれでも楽しめる将棋のおもしろさを、ぜひ知ってみてください。