あらすじ茶色いかれ草だらけのサバンナを、ぼくたちは一列になってすすんでいた。ぼくは行列のまんなかあたりで、お母さんのしっぽに鼻でつかまってあるいている。──本文より。まだキバもはえない甘えん坊のゾウの子トトはある日、一匹のアマサギと仲良くなる。ゾウのむれが水場を求めて旅するうちにトトのお母さんの具合が悪くなり、トトは夜中にこっそりむれを抜け出して「いのちの石」を探しに出るのだが・・・・・・。