“王族の結婚に愛は必要ない”なぜそんな悲しいことを言うの?
連絡の途絶えた弟を捜しにサンタラ国を訪れた教師のリーガン。写真を手に尋ね歩く途中、バーで全身黒ずくめの男から、弟が婚礼間近の王女と消えたと聞かされて驚く。この男こそ、国王ジェイグだった! 妹を奪われ激怒する彼の王宮にリーガンは囚われるが、ある取り引きを持ちかけられた。舞踏会に婚約者として同伴すれば、弟の罪は問わないというのだ。私を“婚約者”という名の罪人として扱うつもり?怯えながら引き受けたリーガンだったが、彼の男性的な魅力や、紳士的な心遣いに、思いがけず心を揺り動かされて……。
■新鮮なアイデアを次々とハーレクイン・ロマンスに織りこんでくると評判のミシェル・コンダー。追いつめられたヒロインと傲慢な王が繰り広げる、めくるめく王宮ロマンスをお楽しみください。