あらすじいま、孤独が個人や組織にもたらす弊害が注目を浴び、孤独をどう解決すべきかの議論が盛んである。だが、孤独から逃げるために表面的なつながりを求めるのは、他人を利用する行為であり、それは孤独感を増す要因にしかならない。そうではなく、まず、人は生まれながらにしてつながっており、同時に孤独でもあるという事実と対峙することが始まりだと、曹洞宗の僧侶である藤田一照氏は言う。本書では、仏教の視点、またグーグルやフェイスブックなど米国の先進企業で坐禅を指導してきた藤田氏の豊富な経験をもとに、孤独との向き合い方が語られる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2018年6月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。