あらすじ石本秀一(1896-1982)は、広島カープの初代監督。カープ草創期は、資金難で球団解散の危機に瀕したが、独特の後援会組織の結成など、資金集めに奔走して球団存続に尽力した。その知恵と行動力で有名だが、それだけではない。大正から昭和初期には、高校野球の監督として、広島商業を三度、夏の選手権全国制覇に導き、またプロ野球に転じては、大阪タイガース監督に就任して、二度の優勝を果たしている。