色目の使い方なんて知らない。だから、この想いをまっすぐに……。
恋に不器用なアリスは、26歳にしていまだ異性を知らない。だから、仕事で訪れた町で出会った男性ハーリーに対しても、ついけんか腰にふるまってしまった――内心、彼との会話が楽しくて、うれしくて、胸が高鳴ってしかたがなかったのに。「もしあなたが花婿ショップで売りだし中でも、買わないと思うわ」売り言葉に買い言葉でそんな悪態をついたものの、翌日アリスは、不品行な若者に絡まれ、ハーリーが駆けつけてくれたことに驚く。両親なきあと孤独を抱えていたなか、不思議な安心感を覚え、アリスは思わず冗談めかしてプロポーズしてしまった!すると、ハーリーは言い訳を作ってはぐらかし、その場を去った……。
■北米ロマンス界の最重鎮ダイアナ・パーマーによる名作の初リバイバルをお贈りします。ちょっと個性的なヒロインと、じつは出自に秘密を抱えているヒーローの、胸がキュンとするラブストーリー!“ハーレクイン・ディザイア傑作選”にふさわしい永久保存版です。
*本書は、ハーレクイン・ディザイアから既に配信されている作品のハーレクイン・ディザイア傑作選となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。