【書籍説明】
定年退職を間近に控えている中学教師、伊集院 誠。
彼は最近、長期の勤務を解かれる安堵感と、次に訪れる人生への不安を考えると憂鬱でなりません。
そんな時、ふと思い出したのが、子供の頃に夢見ていた、我が書斎を造ること。
そんな時、不思議な女性と出会います。
彼女は建築家であるが、伊集院のその書斎を実現する手伝いができるのでしょうか。
それは思いがけない所に彼の書斎を作っていくのです。
不可思議な女性「メイ」と出会い、伊集院は、今後の第二の人生を大きく変えていくことになります。
日頃、自分にも、世の中にも不満だらけの彼が、どのように変貌していくのか…。
そこに登場する世界のコーヒーとインド哲学を交えて、伊集院とメイのコミカルなタッチで、この物語は完結へと導きかれていきます。
各話には、それぞれ「スローライフとは何か」を読者自身が考えるヒントが網羅されています。
それと同時に、人生の意味とは、また心を癒してくれるコーヒーの数々と会話が綴ってあります。
これから第二の人生を歩む人たちの励みになる物語に仕立て上げています。
穏やかで平穏な暮らしやシンプルライフ&スローライフを夢見る皆さんへの厚いメッセージです。
【目次】
第1話 伊集院の憂鬱
第2話 伊集院の子供の頃からの夢
伊集院の夢を聞いたメイが、おこなったこととは
最初の伊集院の書斎はここであった
第3話 アンティークな店、そこで目にしたものは
また溜め息をつく伊集院に言った、メイの心
第4話 メイの夢
メイの思うスローライフの原点がここに
… 以上まえがきより抜粋