広報部で働くモリーはこの4年、上司のジャックに片思いをしていたが、ただの部下としか見られず、切ない気持ちを胸の奥に隠してきた。頭では密かに、彼の花嫁になった姿を思い描きながら……。会社でパーティが開かれたある日のこと、モリーは憧れのジャックからダンスに誘われ、うっとりしながら彼に身を預けた。そのとき、周囲で突然起きた喧嘩に巻きこまれ、モリーは転んで頭を強く打ってしまう。大事をとってジャックの家に運ばれるが、目覚めたとき、彼女は信じきっていた――自分はジャックの妻なのだ、と。
■けなげなヒロインと大富豪の波瀾の恋を描く、“切ないシンデレラ”企画の第2弾! 片思い中のモリーは、大好きなボスのお嫁さんになりたいと自分に暗示をかけすぎたあまり、事故で記憶の取り違えを……。なんともほほえましい記憶喪失騒動をお楽しみください!
*本書は、シルエット・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。