あらすじ地域の人に愛される車を現地生産する──創業者、本田宗一郎の理念を守り、日本企業の世界進出の先駆けとなったホンダ。現地スタッフと日本人がコラボレーションして開発、生産、販売するマネジメント力に"一日の長"があるが、トヨタ自動車やフォルクスワーゲンなどの巨人と伍していくには、収益力向上が必須である。そこで、規模の経済が効き利益率の高い「グローバル戦略車」を量産販売して儲ける一方、進出地域のニーズに適合した「地域戦略車」でローカル市場を開拓する両建て戦略を推進する。内燃機関から電動へと動力源が変わる中での勝算を聞いた。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2017年10月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。