薬局の数は5.8万店に達し、急増するコンビニ店舗数(5.4万店)をも上回る。それでもなお、年間約1000店の薬局が新たに開設されている。コンビニを上回る数の薬局がなぜ潰れずにやっていけるのか。一方、少子高齢化をにらみ、既存薬学部・薬科大学の先行きに対する危機感は強い。薬剤師養成の大半を担う私立大学の事情を中心に、薬学部の抱える課題と将来像を報告する。
複雑な薬局ビジネスのカラクリを解剖するとともに、薬局・薬剤師の今後の行方も展望する。
本誌は『週刊東洋経済』2017年11月11日号掲載の28ページ分を電子化したものです。