あらすじ武略――。 傾奇者の胸中に潜みしその野望は海を渡る!! 慶長十年(1605)になると徳川家康は自らは大御所として駿府より院政を執るようになる。 同じ頃、伊達政宗は仙台の発展に尽力――― 長女・五六八姫と家康長男・忠輝との婚姻も整い、政宗の行く末には一点の曇りも無い……と誰もが思っていた――― 『曇りなき心の月を先立てて 浮世の闇を照らしてぞ行く』 ―――伊達政宗 辞世