冴えない少年の玉村イッセイは、親戚の家に滞在中、ひょんなことから「かなだま祭り」という奇祭に参加した。祭りの行事「金柑撒き」で、福男になったイッセイは、1年の間、睾丸に福の神「かなだま様」を宿すことになった。「かなだま様」を宿した者は、性器を通じてかかわった相手に福をもたらす強烈な開運体質の持ち主になるという。――新学期、イッセイの元に、自称・薄幸体質の美少女、霧原あいりが現れる。「かなだま様の福は、わったしっが独り占めー」早々に福の独占を宣言したあいりだったが、その後も続々と、自称・病弱体質の夏菜子や、自称・霊感体質のしえらなど、薄幸美少女たちが、「かなだま様」の福を求めて近づいてくる。