充実した研修制度をはじめ、日本企業の多くは人材育成に熱心だ。だがはたして、現在の仕組みの下で経営を担えるリーダー人材は育てられているだろうか。昨今の状況を見る限り、そこには疑問を抱かざるをえない。マッキンゼー・アンド・カンパニーで人材育成のマネジャーを務めた伊賀泰代氏は、中間管理職とリーダー人材の育成法は異なり、特に若手リーダーを育てるためには、従来の手法を根本から大きく変える必要があると言う。では、具体的に何が必要なのか。本書では、多彩なリーダーを輩出し続けるマッキンゼーが採用する、実践的な育成法が明らかにされる。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2017年4月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。