あらすじコンサルティング企業や弁護士事務所などの専門サービス企業において、専門スタッフを増やさずに収益を上げる方法がある。コンピュータのアルゴリズムによる自動化やデータ分析の力を活用して、業務の一部をプロダクト化するのだ。そのプロダクトが大量処理を必要とする作業を引き受け、判断を必要とする作業でも手助けしてくれると、生産性がアップして事業規模が拡大できる。このように専門サービス企業がプロダクトを開発するには3つのステップを踏む必要がある。すなわち、自動化できそうな部分を探してプロダクト化の可能性を発見する、プロダクトを開発したうえでデータをもとにさらに加工や分析できるようにする、こうした機械化と分析結果の応用が生み出すメリットを活かした収益モデルを構築してマネタイズするという3つのステップである。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2016年1月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。