あらすじ新規参入者の成功は既存企業にとって大きな脅威となる。顧客の新たな需要を喚起する「需要サイド」の破壊的イノベーションへの防衛戦略が論じられてはいるが、多くの企業が実行に移せずにいる。本書では破壊的イノベーションに直面した既存企業が、新規参入者がつくるような製品を製造できない理由を分析したうえで、「需要サイド」ではなく「供給サイド」に起きる破壊について論じる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2016年9月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。