◆心のない富豪の求婚。子どものため、彼女は愛を隠して受け入れた……。◆背の高い、全身黒ずくめの男性が振り返るより早く、メイジーには誰が現れたのかがわかり、はっと息をのんだ。5年前、旅行先で一夜をともにしたイタリア人富豪のロメオは、私の名前以外、なにも知らないはず……。どうして彼は、私がダブリンにいるとわかったの?まさか、あの夜で妊娠したのを知った?突然現れたロメオの要求は、息子との面会だけではなかった。なんと、すべてを捨てて僕と結婚しろとメイジーに迫ったのだ。「その子は命を狙われている。僕にしか守れない」と言って。■狙われた息子を守る唯一の手立ては、その父親であるイタリア富豪の妻になること――彼は息子の存在すら知らなかったのに? 貧しいシングルマザーのヒロインが究極の選択を迫られます。深く胸を打つドラマティックなロマンスを贈り続けるマヤ・ブレイクの最新作。