あらすじ商社業界の4位に定着していた伊藤忠商事を、2010年の代表取締役社長就任からわずか2年で3位に押し上げた立役者が、岡藤正広氏である。徹底的な効率化等により短期の急成長を遂げると同時に、資源価格に左右される不安定な経営から脱却するために、長期的成長を見据えた投資にも積極的なのが特徴だ。短期の成果を求める株主の声に応えながら、本物の「企業価値」を高めるために経営者がすべきこととは何か。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2014年12月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。