アニメーション制作は一人で完結できるものではない。ましてや、ピクサー・アニメーション・スタジオのように世界中に配給される大作をつくる場合、一つの作品で200~300人規模の関係者が携わることもある。同社でアートディレクターを務め、『トイ・ストーリー3』『モンスターズ・ユニバーシティ』を担当したのが、堤大介氏である。一人ひとりが強烈な想いを抱えるクリエイター集団を取りまとめ、彼らの力を最大限に引き出すために、リーダーは何をすべきなのか。ピクサーでの豊富な経験から導かれた3つの教訓、そして、チームが失敗できる環境をつくるリーダーシップの重要性が語られる。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2016年2月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。