あらすじ2009年、米国防総省(ペンタゴン)はサーバー司令部を創設し、非常に脆弱だった米軍のネットワークは、かなり堅牢なものになりつつある。この成果は、技術面の改善だけでなく、実は人的な側面にも目を向けたからだ。サイバー攻撃を防ぐには、人為的なミスを最小化する高信頼性組織の構築が何よりも大事だと筆者らは指摘する。本書では、高信頼性組織のお手本ともいえる「米海軍の動力原子力化計画」で実践されてきた6つの原則を紹介し、サイバーセキュリティ強化における重要課題を示す。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2015年11月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。