あらすじ中国にはいまだゼネラル・エレクトリックやサムスンのような世界的大企業は誕生していないし、トヨタのTQMやかんばん方式のような画期的なマネジメント手法を生み出した企業はない。それゆえ我々は中国企業のマネジメントには学ぶものはないと考えがちだ。しかし本書の筆者たちは、激動の環境に適応し、政府と党の動静にも目配りしてきた中国企業の、対応力、即興性、柔軟性、スピードという特質については学ぶところが大きいと言う。中国民間企業30社余りを対象とした調査から、中国独特のマネジメント手法について論じる。*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2015年05月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。