あらすじ新興国市場のBOP層を対象とした新規事業に乗り出したものの、ミッションだけが先行して採算が取れずに、尻すぼみになってしまうケースは後を絶たない。企業にとって特にハードルとなるのが、製品に慣れていない層に新しい消費行動を啓蒙することと、適切な製品を確実に届ける手段を編み出すことだ。本書では、筆者らが開発した「9つのビジネス機会マップ」を紹介。新興国市場で直面する課題を整理しながら、自社のケイパビリティや財務目標に見合った新規事業の設計・運営方法について、さまざまな企業の実例を交えながら解説していく。*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2015年06月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。