あらすじオフィスのレイアウトから業務の進捗状況まで、さまざまな場面で「透明性」が求められている。透明性を高めることは、無駄の排除や協働を促進する半面、業績向上には他人の目や干渉から自由になれる「プライバシー」も必須だということが研究からわかってきた。プライバシーと透明性のバランスが取れている組織は4種類の境界線を用いて、開放的な職場環境のなかに、プライバシーを確保するゾーンを設けている。本書では、4つの境界線の活用方法と、その効果について論じていく。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2015年02月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。