あらすじ◆リーが大富豪ラウルに見そめられて結婚したのは、18歳のとき。だが、幸せいっぱいの甘くゴージャスな新婚生活は、突然、終わりを迎えることになる――ある日夫婦のベッドに、艶めかしい美女が横たわっていたのだ。絶望にうちひしがれ、屋敷を飛びだしてから5年。なんとか人生を立て直し、やがて絵の才能を認められたリーは、画家として招かれた盛大なパーティーでラウルと再会する。ラウルは、身構えるリーの唇を当然のように奪い、ささやいた。「君はまだぼくの妻。ぼくのものだ」