「手術のたびに集中力を高めているようでは、
一人前の外科医とは呼べない」。
天皇陛下の執刀医として
日本中の注目を浴びた心臓外科医であり、
これまでに6000例以上執刀して
98%以上の成功率を誇る筆者はこう指摘する。
一瞬の判断ミスが最悪の事態を招く心臓手術の現場では、
常に集中力が求められる。
では、集中力の源泉とは何か。
それこそが平常心である。
本書では、58歳の現在でも
年間450例以上の手術を行う医師によって、
いかなる時も平常心を保つための秘訣が明かされる。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2014年9月号)』に
掲載された論文を電子書籍化したものです。