いまやインターネットで買い物をすると、
過去の購買履歴に沿って、
その人にふさわしい商品を推奨してくれるのが当たり前になった。
このようにサービスがパーソナル化される一方で、
リーダーシップ教育は依然として画一的なままである。
ITのアルゴリズムを利用すれば、
すべての人に合った教育プログラムの提供が可能である。
『さあ、才能に目覚めよう』などの著書で知られる筆者は、
このような仕組みを開発した。
これによって、
十人十色のリーダーシップの開発が可能になる。
だれもが同じリーダーシップのスタイルを身につける必要はなく、
だれもがスティーブ・ジョブズになる必要もない。
むしろ、自分のスタイルを磨くことで、
ジョブズを超えるリーダーになることも可能なのである。
本書では、ヒルトンで実践した例を基に、
それぞれに合ったリーダーシップ開発の具体例を紹介する。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2012年11月号)』に
掲載された論文を電子書籍化したものです。