従業員の健康も生産性の向上も、
組織のマネジメントにとっては重要な問題であり、
特に働く人々の心の健康を
ポジティブな面から注目する動きは近年、活発になっている。
本書で紹介するのは、
健康の増進と生産性の向上を両立させるための考え方である
「ワーク・エンゲイジメント」だ。
ワーク・エンゲイジメントは仕事に誇りを持って熱心に取り組み、
さらに仕事から活力を得ている状態をいい、
これが高い人は心身の健康度が高く、
組織に愛着を感じ、生産性も高い。
ワーク・エンゲイジメントについて解説するとともに、
これを高める方法についても論じる。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2014年9月号)』に
掲載された論文を電子書籍化したものです。