◆亡き夫の従兄マーカス。初めて会った瞬間から、
ポリーは、夫とは違う荒々しい魅力の彼に強く惹かれた。
だが、かなわぬ想いとひたすら心の内を隠してきたのだ。
ある日娘が、マーカスに似合いの女性がいるから引き合わせたいという。
嫉妬に苦しむポリーは、思わず別の男の誘いを受けるが、
間の悪いことに、ホテルでマーカスとかちあってしまった。
「きみは自分がもう若くないと感じて、年下の男と――」
なぜか激怒した彼にののしられ、じっと胸の痛みに耐えていると、
いきなり抱きすくめられて、唇を貪られた。
好きな人に欲望のはけ口にされるなんて、いやよ。ポリーはもがいた。