あらすじいかに有用なインプットを得て、 それをコンセプトに昇華し、 アウトプットにつなげていくか。 いま、IDEOやスタンフォード大学d-schoolが提唱したことで、 デザイン思考は近年注目を集めている。 行動観察はデザイン思考において、 重要な手段として位置づけられているが、 ともすればやや技術論に走りすぎる感もある。 百花繚乱のデザイン思考の系譜を整理しつつ、 実務家から見た本来の目的、 つまりクリエイティブの手段として いかにあるべきかを考えていく。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2014年8月号)』に 掲載された論文を電子書籍化したものです。