株式投資の極意は「安いところで買って、高くなったら売る」こと。
しかし、実際に株式投資を始めると、
いちばん難しいのがこの「買い」「売り」のタイミング判断です。
どんなに有望な会社の株でも、
安値で買わずに高値で買えば、利益が出ません。
また、思惑どおりに値上がりしたけれど、
高値で売らなかったために元の木阿弥という失敗もあります。
株で儲けるには、売買タイミングがとても重要なのです。
そのタイミングを計る目安になるのがチャートです。
株価の位置や動く方向が一目瞭然なだけでなく、
株価の動きの変化も教えてくれます。
特に、日本古来の方法であるローソク足は、
相場の微妙な変化を視覚によって判断できるという優れた手法です。
この本では、
底(買い時)、天井(売り時)、転機(売り時・買い時)を教えてくれる
特徴的なローソク足の15のサインを中心に解説しています。
また、実例に基づいた練習問題を豊富に取り入れて、
初心者でも儲かるスキルが身につくように工夫しています。
ローソク足が発するシグナルを発見するには、慣れが必要です。
それが株式投資で成功することにもつながります。
ローソク足のシグナル発見に習熟するようになれば、
売買タイミングの判断は格段に向上することでしょう。