あらすじ淮南王劉安(前一七九~前一二二)が招致した数千の賓客と方術の士に編纂させた思想書『淮南子』。老荘を中心に、儒家・兵家・法家・墨家思想も取り入れ、紀元前の中国における、知の百科全書である。前漢の武帝に愛秘されたが、その思想性よりも芸文性の高さが評価されていた。魅力的な『淮南子』の全貌を、コンパクトな形で紹介。【電子書籍】『訳注『淮南子』 増補改訂版』は、「人間万事 塞翁が馬」を収録、新解説を追加。