日常生活からビジネスに至るまで、
多くの人に求められる決断力。
特に経営者においては、
意思決定がその企業の命運を左右するほど重要であり、
優柔不断であることは許されない。
不確実性が増し、環境が頻繁に変化する時代にあって、
より素早い意思決定が求められていることを困難に感じる経営者は多い。
しかしながら、ビジネスにおける意思決定はけっして難しいものではない、
と出口治明氏は説く。
素早い意思決定は集中力を磨くことで生まれ、
よい意思決定は「自分自身」「歴史」「周囲の人間」という
3つの鏡をよく見ることによって生まれるという。
戦後初の独立系生命保険会社を設立し、
即断即決を実践してきた経営者が、
意思決定の要素を分解し、
何が必要とされるのかを語った。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2014年3月号)』に
掲載された論文を電子書籍化したものです。