◆これはロイヤル・キスという魔法なの?プリンスの口づけに、彼女の体はとろけた。◆仕事も私生活もどん底状態にあったアリッサのもとに、ある日信じがたい仕事が舞い込んだ。ロサラ王国の摂政が甥のナニーとして彼女を指名してきたのだ。気がかりなのはその摂政――プリンス・ライサンダーが、つい最近まで女たらしとして悪名を轟かせていたことだった。ところが、恐る恐る王室の別荘に出向いたアリッサは、ひと目見るなりエキゾティックなライサンダーの虜になってしまう。しかも彼はその夜、きみには手を出さないと誓ったそばから、アリッサの唇を強引に奪ったのだ。陶然とする彼女の頭の片隅で警鐘が鳴った。彼は危険すぎるわ。