あらすじ『あたしね、実はさ、不思議な能力があるんだよ』桜の一言がきっかけとなり、深夜火(みやび)は不可解な事件に巻き込まれていく。目覚めない少女、真瑠葉(まりは)を自由な体に戻すために。そして事件の犠牲となった貴志。数々の問題を起こし、警察にも目を付けられている危険な少年、由紀人。貴志のことを親友だと話す倫哉。それぞれの登場人物達が複雑に絡み合いながらたどり着くのは、誰も望んでいない結末だった。